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「中越地震」から「東日本大震災」へ
受けた恩を次に繋ぐ


 今年は「中越地震」から17年目、東日本大震災から10年目に当たる。ときは流れたが災害の
記憶は忘れられない。「中越地震」は2004年10月23日17時56分に発生、マグニチュード6・8
(最大震度7)を記録した大地震だった。死者は60人を超え、重軽傷者は5000人に迫った。
避難者は約10万人、住宅損壊約12万棟などの直接被害のほか、風評被害や上越新幹線の
不通による観光影響など、大きな経済的損失を伴った。
山古志村(現長岡市)を中心とした地域では地震により多くの箇所で崩壊や地すべりが発生
し、芋川流域では大規模な河道閉塞が発生。東竹沢地区などで人家が水没した。人的被害も
大きかった。まだ市町村合併前の当時の山古志村は、対応が難しかった。しかも豪雪地帯で
ある。すぐに冬が来る。全村挙げて長岡市に避難する事態になった。やむを得ない決断とはい
え、山古志にとっては苦渋の日々が始まった。
この時に受けた全国からの支援は心にしみる。それらの支援を忘れずに今日まで過ごした。
再度の災害にも負けないように心の準備をしてきた。そのような被災地の真情を忘れてはなら
ないと、「山古志の心展」が始まる。
 災害はこれだけで終わらなかった。7年後の2011年3月11日14時46分、今度は東北地方
を大地震が襲った「東日本大震災」である。マグニチュード9・0だった。三陸沖の宮城県牡鹿
半島の東南東130`b付近で、深さ約24`bを震源とした。これは、日本国内観測史上最大
規模、世界でもトップクラスの地震であった。津波が押し寄せ、原子力発電所が爆発を起こし
た。
未曾有の災害に当たり、「中越地震」に際して大きな支援を受けた各地域では感謝の気持ちを
込めて支援の輪が広がった。
長岡JCは幾度も救援物資を被災地へ運んだ。「中越地震」で受けた恩を忘れずに、「恩送り
の活動」と位置付けた運動だった。
当時被災者を長岡花火に招いて一緒に観覧、勇気づけた。その際に「未来へのメッセージ」を
受け取っている。メッセージはタイムカプセルに入れて三島支所の敷地内に埋めた。10年目を
迎えたときに、あのときのメッセージを掘り出して東北の被災者に届けようとする考えだった。
だがわずか10年の間に訊ね当たらない被災者家族が出ている。それだけ震災のダメージは
大きかったのだ。長岡JCでは何とかすべての被災者にあのときのメッセージを送り届けようと
している。
「恩送りの事業」は未来へ繋がる事業である。すべてのメッセージを届け終えたとき、「恩送り
の事業」はひとつの区切りを迎えるとしている。

地震概要:内閣府

東日本大震災は、2011年3月11日14時46分頃に発生。三陸沖の宮城県牡鹿半島の東南東
130km付近で、深さ約24kmを震源とする地震でした。マグニチュード(M)は、1952年のカム
チャッカ地震と同じ9.0。これは、日本国内観測史上最大規模、アメリカ地質調査所(USGS)
の情報によれば1900年以降、世界でも4番目の規模の地震でした。

被害概要
被害状況等については、まだ行方不明者も多く、全容は把握されていません。緊急災害対策
本部資料によると、震災から3ヶ月を超えた6月20日時点で、死者約1万5千人、行方不明者
約7千5百人、負傷者約5千4百人。また、12万5千人近くの方々が避難生活を送っています。

震度
震度:マグニチュード9.0
本震による震度は、宮城県北部の栗原市で最大震度7が観測された他、宮城県、福島県、茨
城県、栃木県などでは震度6強を観測。北海道から九州地方にかけて、震度6弱から震度1の
揺れが観測されました。
 その後も強い揺れを伴う余震が多数観測されています。気象庁によると、4月7日に宮城県
沖を震源として発生した震度6強の余震をはじめ、5月31日までに発生した余震は、最大震度
6強が2回、最大震度6弱が2回、最大震度5強が6回、最大震度5弱が23回、最大震度4が1
35回観測されました。

中越地震から17年:未来へつなぐ

長岡市(地域振興戦略部)は「中越大震災」から17年を迎える10月23日、「犠牲になった方へ
の追悼」「支援への感謝」「被災経験伝承の想い」を込めて関連行事を開催する。
アオーレ長岡では「私たちの10・23を忘れない」として午後3時30分から午後6時30分まで、黙
とうと献花を行う。献花台を設置し、復興の灯りを点灯する。
 妙見メモリアルパークでは中越防災安全推進機構が午前9時から午後6時30分まで、「10・
23献花台」を設置する。
 なお新型コロナウイルス感染症拡大防止のため「10・23山古志の集い〜明日へ想いをつな
ぐ〜」と「10・23追悼式典 私たちの灯り(川口地域)」は地域住民等関係者を対象に開催す
る。そのほかの方は自宅などでの黙とうに協力してほしいとしている。




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