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悠久録(過去の悠久録はこちら)
少子高齢化は進む一方である▼県北の阿賀町(旧三川村)綱木地区に「いな虫送り」の行事
があった。虫追い、虫送りなどと呼称される行事の一つだろう。害虫の大量発生で、米作が壊 滅することを防ごうとの昔からの慣習である。農薬などが無い時代には、こうした行事が唯一 つの対策だったのだろうか。全国各地に同じような行事が残っている▼だがここにも少子化が 迫ってきた。主役の子ども達が少なくなり、人数が集まらない。参加資格を小学生から中学生 にまで広げた。男子に限るのを女子にまで拡大した。それでも足りずに同町出身で町外に住 む子どもらにも声を掛けた。だがとうとう子どもがいなくなった。「続けたいのだが仕方がない」 とのあきらめの声で、ついに中止に至った▼少子化のため墓の維持も難しくなった。高齢化は 多死社会の到来でもある。だが「子どもや孫に迷惑をかけたくない」「暗いお墓は嫌だ」などの 高齢者のつぶやきが聞こえる。子どもが大勢おれば、少しは違うのであろうが、少なければ、 いろいろ不都合が起きる▼墓じまいを代行しますなどのPRも目に付く。戸田葬祭サービス (東京都板橋区)は所有する隠岐諸島(島根県)のカズラ島(約1000平方b)全体を散骨場に した。これなら維持管理は要らない。現地の観光協会が散骨に同行するという。既に200人ほ どが眠っている。国立公園内のため常設の桟橋が無い。上陸は5月と9月に仮設桟橋を造る 時に限られる。それが静謐として好評と聞く▼少子高齢化は何かを大きく変えそうだ。(とけい そう)
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