![]()
購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
在宅のライターを募集しています(0258−32−1933:希望の方は星野へ)
川柳、俳句、短歌に投稿しませんか:詳しくはこちら
悠久録(過去の悠久録はこちら)
童謡『めだかの学校』は、今もテレビやラジオに時折ながれる。懐かしい童謡である。この歌が
電波に乗ったのは昭和26年3月。NHKだった。そのころは田んぼや小川、日本のいたる所に メダカは棲んでいた。身近な親近感に満ちた淡水魚で、飼育も簡単だった▼だが今はめっきり 少なくなっている。水田での農薬使用のためとの説がある。ほ場整備がすすんで流路が変わ った。用水路から田んぼへ移動することができなくなり、メダカは繁殖場所を失った、などの指 摘もある。いろいろの要因が考えられるが2003年5月、環境省は絶滅危惧種に指定した▼ 作家・平林たい子は「とかくメダカは群れたがる」と小人物を揶揄したが、絶滅では群れてもお れない。そのメダカが最近脚光を浴びてきた。人気が湧いて今では、1匹1万円を超えるもの も出てきたという。大変なブームである。もちろん冒頭の童謡にある自然界の魚ではない。マ ニアが品種改良で創出した新種である。なかでも「ブラックダイヤ」という名のメダカは、超人気 らしい▼同じ淡水魚にニシキゴイがいる。品種改良がすすみ、その美しさは抜群。ついに「県 の鑑賞魚」になった。だが魚体が大きいこともあって、飼育には苦労する。その点メダカは簡 単である。しかも美しい模様を持ったものも創出され、形もふっくらしたものなど様々である。今 では500種を超えるとか。メダカもいつのまにか高級魚になった▼「群れたがる」と揶揄されて も、こうして高級魚になることがある。悠久録子も元気が出てきた。(とけいそう)
フリーのライターを募集しています(0258−32−1933:希望の方は星野へ) 。
今のお仕事の合間にできる仕事です。詳しくはココ
購読の申込みも同番号へ
![]() |