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悠久録(過去の悠久録はこちら)
市内で賃貸アパートなどの仲介を手広くやっている某不動産会社で聞いた。取扱いのアパート
やマンションで孤独死が絶えないと言う。家賃他が未納のため訪れると悲しい事態に直面する という。だから保証人は欠かせないが、高齢化はゆゆしい事態になっていると話す▼15日の某 中央紙には、認知症になった親のため預金の引き出しに銀行へ行ったところ、銀行は本人で ないからだめだという。親の病状から来店はできないからと説明しても、銀行は受け付けない。 預金は十分あってもこれでは無一文だ、と嘆いていた▼某地元紙にも同じような記事が載っ た。年齢からそろそろ施設へ入ろうとしたが、保証人を求められた。保証人になってくれる人が いなければ、どうなるのか。現状では入所できる施設を求めて、さまようことになりかねない。 だが当事者はだいたい高齢者である。自力で問題を解決するには体力が伴わない。気力も判 断力も心もとない▼問題提起はずいぶん前からあり、そのために成年後見制度がある。だが もっと簡便な対応はないものか。例えば借金するときの保証人に保証会社を使うケースがあ る。若干の保証料の支払いで済むから誰かに保証人になって欲しいと、苦労することもない▼ 遺言を公正証書にするときは立会人が必要である。だが自分で探す必要はない。司法書士が 専門家を紹介してくれる。いずれの場合も、当事者には便利な制度である。こうしたケースも解 決の参考にならないものか▼時代は変わるというが、新しい制度が必要な時期に来ている。 (とけいそう)
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