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悠久録(過去の悠久録はこちら)
一昨年できたトモシアの裏手の小路に車で入ろうとしたら、横断歩道の所に車イスがやってき
た。信号のない横断歩道に歩行者が差し掛かれば車は一時停止するのがルールである。渡り きるまで待つことにした▼押していたのは女性で男性が乗っている。男性は不安そうに当方の 車を見ている。2人ともかなりの高齢者だった。付き添いはいないようだが、と横断歩道を渡り きるのを待っていた。だが歩道に上がることができない。押している女性は必死のようだが、 高齢で思うに任せない▼境目にごくわずかだが段差がある。高さにして1センチくらいだろう か。通常ならば苦にならない高さであるが、車イスの2人はかなりの高齢である。わずかの段 差を越えることができない。これでは車も前進できない。手伝おうとしたら、近くでスマホをいじ っていた若者が気づいて、手を貸してくれた。おかげで車イスは前に進むことができたのであ る▼わずか1センチの段差でも、車イスは難儀する。歩道と横断歩道の段差はゼロにすべきと 思うのであるが、長岡市はなぜか無頓着で、ゼロの所は余り見かけない。バリアフリーに配慮 が行き届いていない。このような状況は日常的に、生じているのでないか。これでは住みにくい 住環境である▼市はまちなかキャンパス長岡を活用して「まちづくり市民研究所」を推進。生活 の便利さを研究している。だが直近の研究はAI・Iotだった。これも悪くない。とはいえ足が地に ついていないようにも感じる▼スマホの若者の機転に、何やら救われた。(とけいそう)
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