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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1161:十五夜の祭り


各地で十五夜の祭りが盛んだった。与板の十五夜祭は長い歴史を刻んできた。既に260年を
超えるという。登り屋台の先で提灯をかかげる男たちは祭りの華であり、若者たちにとっては、
あこがれであろう。中秋の名月の時季に、月にちなんだ祭りがある。それだけで郷愁を誘い、
土地っ子にはたまらない▼秋はスポーツ、読書、芸術、行楽と様々なイベントで満ちている。来
月には長岡市展(長岡市美術展覧会)が始まる。今年が57回目である。ずいぶん長い歴史を
重ねてきた。力作に触れるのが楽しみである。県立歴史博物館では徳川の栄華展・第2期が
始まった▼五穀豊穣、神へ実りを感謝する伝統行事の他に、町興しとして始まった新しい祭り
も多い。それぞれが地域の生活に深く根ざしている。東山で始まったフェスティバルは注目の
的であった。それらもいずれ故郷の原風景になっていくことだろう▼「天高く馬肥ゆる」ともい
う。何を食べても美味いからか、馬は身近にいなくなったが、自分が馬と思えばよい。誰かを背
にのせて走り続けてきたが、さらに走り続けねばならないのだ。秋は英気を養い体力を付け、
大きく走る時期でもある▼盛り沢山のイベントが目白押しになっている。野山が紅や黄色に染
まり、紅葉の名所はPRに余念がない。季節の移ろいで行楽地に人が溢れれば、地域経済を
潤すはずである。観光戦略の重要性はさらに増す▼だが名月を愛で紅葉を愛でていても、冬
は確実に来る。錦秋のわずかなひと時を、厳冬の準備に費やす。雪国の日常も忙しい。(とけ
いそう)

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