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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1159:カタカナ語

文化庁が3月に実施した「国語に関する世論調査」にはナルホドと思ったり、意外に思ったり、
興味深い▼調査のなかにカタカナ語について質問がある。「どちらかと言えば好ましくないと感
じる」(全体の35・6%)との回答者にその理由を問うている。最大は「カタカナ語は分かりにくい
から」が62・6%を占めていた▼これは平成24年に比較して11?も増えている。平均的な日本国
民はカタカナ語にあまり好意的ではないのか。カタカナ語を使うと先進的に感じると思うのであ
ろうか。やたらと連発すると高尚な学識者に見えると考えるのであろうか▼たとえば「インバウ
ンド」などがある。とても分かりにくい。日本語で表記すれば訪日外国人旅行となろう。これなら
誰でも分かる。「コンソーシアム」は共同事業体のようだ。作業部会とワーキンググループも同
じ事なら、日本語の方が良くないのか。指針とガイドラインも同様だろう▼原語には様々な使い
方があり、安易な使用は誤解を招かきかねないし、言葉の意味が曖昧になっても困る。最近で
は企業名までカタカナ語が目立ってきた。海外進出には便利かもしれないが、会社名を聞いて
も業種が想像できない▼明治時代も外来語の氾濫であった。当時の日本人はそれをどんどん
漢字に置き換えた。それがどれだけ日本語の発展に役立ったことか。とはいえ言葉は変わ
る。仕方ないこともしれない。それでも、後で後悔する/また再会しよう/まず第一に/所在不
明の行方不明者、などの使い方は注意したいものである。(とけいそう)


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