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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞・悠久録No.1143:熱中症の死
(7月24日分)
猛暑で熱中症による救急搬送が絶えない。とりわけ教育現場での熱中症が目立つ。愛知県の
某小学校の男子児童は、虫取りの校外学習に行った後、死亡した。児童は事前に教師に「行
きたくない」と言っていたという。同小学校の校長は「判断が甘かった」としている▼東京都内の
某都立高校では全校生徒約700人を集め、防犯教室を開いた。会場の体育館には扇風機が
あっただけという。700人もの若者で、さらに室温は上昇したであろう。25人が救急搬送になっ
た。「風通しが悪く、サウナのようだった」と生徒が語っている。さらに宮城県の某公立小学校
では市制60年を記念する「人文字」の空撮をしていた。炎天下だった。38人が熱中症の症状を
訴えて搬送された▼学校現場でのこのような事態はスケジュール優先からくるようだ。決まっ
たことを実行することに精いっぱいで、児童の生命安全への配慮を忘れている。実態はパワ
ハラに近い。消防庁によると、熱中症による救急搬送者数は7月9日から15日までの1週間で
約1万人。前の週の約3・7倍に急増した▼このため不要な外出は控えるように、十分な水分
補給をと、再三再四注意喚起がなされる。迂闊に町に出て倒れたりしては、家族のみならず社
会に迷惑をかける。だが学校現場では炎天下でも、やることは変わらない。登下校時には水
筒の水すら飲むことを禁じているケースもあるという▼燕市では夏祭りでの児童のパレードを
中止した。このような柔軟な対応が、不測の事故を防ぎ、安心安全につながる。(とけいそう)


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