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(6月26日分)
ホタルが飛び交う時期になった。長岡でも与板、越路、三島、小国など、ホタルを大々的にPR
し、市内のあちこちでホタルの鑑賞会を開く。先日の本紙には、雪国植物園(宮本町)で「ホタ ルの夕べ」が開催中と載っていた▼初夏の里山に点滅するホタルの様子は魅力が尽きない が、その光はメスが発するという。オスに合図を送って誘っている。光の点滅にメスを発見した オスは、まっしぐらに飛んでくる。点滅する光がラブコールである▼だからであろうか、ホタルは 灯りを極端に嫌う。街灯も駄目らしい。わずかな照明が生育環境を悪くし、ホタルを追いはらう ことになる。情緒あふれるホタルの世界も単純明快だ▼そのホタルにはゲンジボタルとヘイケ ボタルの2種がある。本来の分布エリアは別々だったようであるが、人間が他地域から移入し て幼虫を放流した結果、生育は混在してきた。日本で最大の発生を見るとされる長野県辰野 町のホタルは、全て他地域からの移入と聞く。熱心な環境保護論者はこうした混在を批判する が、ホタルの光りの魅力には敵わない▼長岡市立科学博物館元館長の山屋茂人さんによる と、ホタル(ゲンジボタル)が点滅する光の周期は地域によって違うという。フォッサマグナ(糸 魚川‐静岡構造線)の西側では4秒、東側では2秒。真ん中の志賀高原では3秒である(弊紙 『長岡夜話』平成29年3月14日〜7月6日掲載。単行本として販売中)▼理由は分からないが、 そうした違いもホタルの魅力をかきたてる。初夏の夜が風情に満ちている。(とけいそう)
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