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悠久録(過去の悠久録はこちら)
長岡新聞悠久録No.1120:平和賞のサーロー節子さん
2017年のノーベル平和賞を受けたサーロー節子さん(86)は1932年、広島市に生まれた。
旧姓は中村さん。広島女学院の在学時に学徒勤労動員され、旧陸軍第2総軍司令部で暗号
解読作業の訓練を受けた▼正規の暗号解読助手になった初日に同司令部で原爆の惨禍に
遭う。だが九死に一生を得た。現在は英語教師の夫とともに、トロント市(カナダ)に在住する。
カナダ・米国・イギリス・日本などで、被爆体験を語り核兵器廃絶を訴えてきた。彼女の事実を
素直に語る言葉に心を動かされた人は多い▼受賞式では一緒に受賞したICAN(核兵器廃絶
国際キャンペーン)事務局長のベアトリス・フィン氏とともに記念の受賞講演を行った。「米国が
最初の核兵器を私の暮らす広島の街に落としたとき、私は13歳でした。私は今でも鮮明にそ
の朝のことを覚えています。8時15分、私は窓から目をくらます青白い閃光を見ました」と▼そ
して「一発の爆弾で私が愛した街は完全に破壊されました。住民のほとんどは燃えて灰と化
し、蒸発し、黒こげの炭となりました。その中には私自身の家族や351人の同級生もいまし
た」と。サーローさんの事実を直視する言葉は胸に迫った▼元首相の小泉純一郎氏は経済産
業省が掲げる原発推進の三つのスローガン(「安全」「低コスト」「クリーンエネルギー」)は嘘だ
と断言し、原発廃止を訴える。「バレてる嘘をぬけぬけと…」ともいう▼嘘が横行し、改竄が行
われる昨今である。事実を見詰める人は少ないのだろうか。(とけいそう)

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