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長岡寿司組合がプレゼント
  双葉寮の子どもへ

 「お寿司で施設の子どもを励まそう」と、長岡寿司組合が双葉寮(寿2)に巻きずしの折り詰め
40人分とタラ汁をプレゼントした。11月10日夕刻、組合長の河田利彦さん(米八)と副組合長の
笠原太さん(芝鮨)が寮に届けると、「子どもに一番の人気のメニューはすしと肉です」と寮長の
林直さんは感謝した。

組合加入店が各々2人前を作り提供

長岡寿司組合には長岡保健所管内の20店が参加している。「施設の子どもたちを励まそう」と
提案したところ、組合員から賛同の声が挙がった。河田さんは経緯を語る。
「子どもたちに喜んでもらい、将来はおすし屋さんになりたいなと思ってくれたらいいな」と始め
たことだが、「どの店も気持ちは一緒、協力的で、組合員の団結力も上がった」と、予期せぬ成
果があったという。
 折詰めの中身は「サラダ巻風の太巻き4切れと納豆巻1本、おしんこ巻1本」。河田さんが提
示した基本的な具材と詰め方を参考に、各店が2人前ずつを作り自店の包装紙で包んで河田
さんの店に届けた。
 双葉寮は市の児童養護施設。さまざまな事情から親元で生活できない子どもが生活してい
る。新潟県には、同様の施設が新潟市、見附市、上越市と合わせて5ヶ所あり、同寮では現
在、中越と下越の年長(5歳)から高3(18歳)までの27人を受け入れている。
 外食したり、デリバリー(配送)の注文をしたりすることがあるが、すしと肉のリクエストが一番
多いそうだ。焼肉は職員でも調理できるが、すしは難しい。またコロナ禍でこの2年ほど外食も
できずにいた。「いろんな方が気にかけて応援してくださり、ありがたいです」と寮長の林さんは
話す。

「おー、すごい!」「うまい!」

 双葉寮では、年に4回、全員が集まる食事会がある。3月の卒業を祝う会、4月の歓迎会、8
月の夏の食事会。そしてこの日は「秋の食事会」の日でもあった。午後6時の放送で会場に集
まって来た子どもたちは、入口の机上に並べられた様々な包装紙の折詰めの中から、「中身
はどれも同じだよ」と言われながらも「どれがいいかな」と迷いながら気に入った柄の包装物を
選び、自分の席に。テーブルには寮で用意したスイートポテトサラダ、グラタン、栗のいなりずし
などが皿に盛られて置かれていた。またタラ汁がおわんに盛って運ばれた。ジュース、デザート
のフルーツやゼリーも別の机に用意してあった。
 寮長の林さんがすしとタラ汁のプレゼントの紹介をしたあと、子ども代表2人の「いただきま
す」のあいさつで食事会が始まった。子どもたちは、まず折詰めの包装を解いた。「おー、すご
い」とつぶやき、口に入れるや「うまい!」と声を出す男子や、グーと親指で喜びを表す女子。
おかずは目に入らないかのようにすしばかり食べる子もいた。





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