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 シルバー人材センター
時代の変化に合わせて業務提案

 定年退職を迎えた高齢者に仕事を提供する公益社団法人「長岡市シルバー人材センター」
(台町2、本多昌治理事長)は、コロナ禍にありながらも受け身とならず事業を提案し新規開拓
に力を入れている。仕事紹介だけでなく会員のサークル活動も幅広く行い、高齢者が孤独にな
らない居場所づくりにも取り組んでいる。

全国で有数の規模の長岡市シルバー人材センター

 高齢化が進み、定年などで現役を引退した後も働き続けたいと希望する声が増えたことを受
け、1975年に東京都で設立された「高齢者事業団」がシルバー人材センターの前身である。
高齢者の知識や経験を生かした仕事を提供する同様の団体が全国各地に誕生し、80年に各
団体の名称が「シルバー人材センター」に統一された。86年には法的に認められた団体となり
全国の各自治体で設立がすすんだ。
 長岡市でも全国的な流れを受け83年に、会員256人で長岡シルバー人材センターが発足し
た。市町村合併にともない現在は、各地域のシルバー人材センターを統合し台町に本部を置
き、中央(台町)、南(来迎寺)、東(栃尾表町)、北(与板町与板)、川口の5事務所を展開し、
高齢者の就業確保に努めている。会員数は約3000人、契約金額は約12億円と、全国約13
00のシルバー人材センターの中でも有数の規模となっている。

仕事紹介だけでなくサークル活動も多彩に展開

 シルバー人材センターが全国で設立された当初は、60歳で定年を迎えた都市部の高齢者が
新たな活動場所を見つけられず孤独になっていくことが社会的な問題となっていた。同センタ
ーでは、地域貢献や趣味を生かし人と関わる「生きがい労働」を掲げ、高齢者の「健康・経済・
孤独」の三大不安の解消を目指した。
 しかし、バブル崩壊や超高齢化社会の到来などにより、現在は高齢者を取り巻く環境は大き
く変化した。65歳となっても健康で労働意欲の高い高齢者も増え、ハローワークや民間団体も
就職支援に力を入れるようになった。長岡市シルバー人材センターの大塚克弘常務理事は
「受け身で仕事を待つ時代ではなく、自分たちで変化する社会の中で提案していくことが求めら
れている」と説明する。
 民間の人材派遣業と最大の違いとして、高齢者の孤独化を避けることも同センターの目的の
一つであることから「サークル活動が盛ん」とする。よさこいやボーリング、手芸など多彩なサー
クルがあり、本部がある越後交通ビル「E・PLAZA」6階に仕事がない時も仲間で集まり活動を
する。

新たな提案をしていきたい

 コロナ禍により昨春は公共施設や学校が閉鎖され、同センターの業務にも大きな影響が出
た。同時に小中学校や保育園の消毒作業、手作りマスクの販売など新たな需要も生まれた。
優先的にワクチン接種を受けたことから、次の世代の接種の手助けに会場設営などに協力も
する。
 地域社会の変化に応じ、民間企業では採算が取れず事業化に難しい分野を中心に、「新た
な提案をしていきたい。会員自身が就労先を開拓できるまでになればと思っている」とする。大
塚専務理事は「色々な場所に事業の芽があり、それを発見しチャレンジしていきたい」と意気
込む。








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