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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.977:車のナンバー

(9月30日掲載)

ヨーロッパでは車のナンバープレートに国名を表示しなければならない。イギリスはGB、フラン
スはF、ドイツはDなどである。おかげで街を走る車は国籍が分かることになると、ロンドン在住
のミセス・ティーさんが本紙コラム『イギリス犬聞録』で述べている。街角で様々な国の車を見つ
けるとき、きっとわくわくすることだろう。ヨーロッパの開放性は、私たちの想像を超える▼日本
では国名表示は必要ない。皇室および自衛隊関係車両が特殊な扱いのほかは、全ての車両
が陸運局(国土交通省)単位で表示される。陸運局は全国に存在するから、その名称からどこ
の車かが分かる。おかげで遠隔地の地名を見るたびに、遠路新潟までよくぞやって来たと、あ
る種の感慨が湧く。ミセス・ティーさんが国名表示を見るたびに感じる感慨も、きっと似ている
のだろう▼最近では、ご当地ナンバー制度のおかげで、変わり種を目にする。仙台、会津、那
須、杉並、世田谷、富士山などである。数字では「7777」「8888」などが人気で抽選になると
か。富士山に限っては標高を示す「3776」も抽選。その一方で、下2桁の「42」「49」は欠番で
ある。縁起を担いでいるのであろうが、上2桁ならば大丈夫らしい。それでも「4989」など、や
っぱり避けたいもの。ひらがなでは「お」「し」「へ」「ん」の4つは使わない▼明日30日は、秋の
交通安全運動の重点日「交通事故死ゼロを目指す日」である。秋分の日も過ぎ、日暮れが早
い。慎重な運転でありたいものである。(とけいそう)

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