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悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.1021:不審な行動には理由がある

お雛さまが春を告げ春風が吹いている。すぐに心躍るゴルフの時期になる▼ゴルフは静止して
いるボールを打つ。だから飛距離はなかなか伸びず難しいと聞く。飛んでくるボールを打ち返
す野球などとは、原理的に大きな違いがある▼プロ選手が使っているクラブなら、同じように飛
ぶのでないかと、アマは夢想する。そのためにメーカーは道具への工夫を続けてやまない。有
名プロがテレビに登場しPRする。クラブだけではなく、その工夫はボールにまで及んでいる▼
ボールには凹凸がついている。一見すると飾りのように見える凹凸である。だがこの形状で飛
距離が変わるという。空気抵抗を抑え、空気の流れを揚力に変えるからである。凹凸の有無で
飛距離は3倍も異なるというから、ボールのへこみも、無意味な飾りではない▼しかも飛距離
が伸びるのであれば、売り上げに響いてくる。差別化の重要なポイントになる。たかがボール
のへこみと侮ってはいけない。企業の浮沈をかけた理由があった▼大阪府の某私立小学校
が内閣総理大臣夫人を名誉校長に迎えた(すでに辞任)。その成果だろうか。国有地購入資
金は約8億円も値引きという。当然疑惑が湧く。癒着はないと強弁するが、すべて物事にはそ
れなりの理由がある。某私立小学校は目論見があたったと、ほくそ笑んでいるかもしれない▼
「李下(りか)に冠を正さず」という。果物が実った下で冠を直せば、盗んでいると思われる。そ
れを避けなさいとの教訓である▼夫妻の驕慢さが招いた風は春風とは言えないようだ。(とけ
いそう)
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