購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
ライターを募集しています(0258−32−1933:希望の方は星野へ)
新刊案内『長岡築城物語』、『いい湯めぐり温泉紀行』:詳しくはこちら
川柳、俳句、短歌に投稿しませんか:詳しくはこちら
悠久録(過去の悠久録はこちら)
(2月9日分)
来月12日からの春場所の前売りが1日で15日分完売した。こんなことはなかったと相撲協会
が喜んでいる。稀勢の里効果である▼相撲は身に寸鉄を帯びず、「土俵」と言う直径4・55b (15尺)の限られた空間で勝負する。少しでもはみ出れば、負けである。場外乱闘などの無法 はあり得ない▼身には「まわし」一丁を付けるのみである。大相撲では幅は約80a、長さは9 bくらいと聞いた。サポーターや袋などはついていない。一本の帯である。これを体に付ける (締める)。体型に合わせて二つ折りから八つ折りまでしながら締める▼「まわし」は洗濯をしな い。天日に干すだけである。それでは不潔でないかと思うのであるが、長い伝統である。日光 消毒が幅を利かせている。稽古で傷まないように丈夫な布を使うがその分固い。そのままでは 締めにくいので、使う前にビール瓶などで叩いて柔らかくする。1度では無理であるから何回も 何回も叩く▼手入れして体になじませ、しっかりと締めるのであるが、緩むこともある。緩んだら 厄介である。そのようなときは取り組んだ姿勢のままで行司が締め直してくれる。「行司待っ た」あるいは「まわし待った」である▼だが平成12年の5月場所では「まわし待った」が間に合 わなかった。三段目千代白鳳と朝ノ霧の一番で、朝ノ霧のまわしが落ちた。いわゆる「ポロリ事 件」である。電波に乗って全国へ流れ、賑やかな話題になったこともある▼おかげで翌日はさ らに大入りだったとか。春場所が今から楽しみになっている。(とけいそう)
ライターを募集しています(0258−32−1933:希望の方は星野へ)
購読の申込みも同番号へ
|