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長岡新聞・悠久録(6月11日)No.1610 父の日

6月は1年の折り返し点である。梅雨に入り、雨が多くなる。アジサイが咲き、カタツムリが現わ
れる。さりとて、格別のことも無い日々が続く。6月の特別のことといえば「父の日」であろうか(6
月第3日曜日)。父と子が和やかな時間を過ごす日だ▼しかし、「母の日」(5月第2日曜日)が明
治期から存在し、赤いカーネーションを贈るのが定番だったのに比較し、「父の日」の知名度は
長い間低かった。ネクタイ業界からは絶好の商機になると期待があったとも聞いた。一部の人か
らは不満がでていた▼父親としては寂しい事だったが、それやこれやで、昨今「父の日」が普及し
てきた。この時は白いバラを贈るという。バラなんぞ贈られてもと、ぼやきもきこえるが、全く無い
よりはコミュニケーションには良いかもしれない。「男は黙って○○」の時代は遠くなったのだ▼米
国の某小売業界の調査によると「注目度は母の日に比べて低い」ものの「父親の満足度は高い」
という。父親は期待のハードルが低いが、「ネクタイは最も人気のあるプレゼント」という。そうした
なか、娘の言動に注意した某球団の監督が辞任し、当局による逮捕に至った。「父の日」に和や
かな団欒で過ごすことも無く、野球一筋の日々だったのだろうか▼カタツムリは背に哀しみを載
せているという。どんなことがあったのだろうか。(とけいそう)

 








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