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長岡新聞・悠久録(10月25日)No.1567
先日(10月10日)、公明党が連立離脱を表明した。いよいよ政権交代かと思わせた。絶縁状をう けた自民党の高市氏は一時期、切なそうだったが、簡単に代わりをみつけた。維新と政策協定を結 び、総理の座を射止めた▼民主政治は「2分の1プラス1票」という。過半数を越えれば、主義主 張は通る。どんなにデモ隊が騒ごうが、多数の意見が通る。だから公明党が自民党と決別した事は、 政権交代の絶好のチャンスだった。だがそうはならなかった▼国民民主党の玉木代表は弁説爽やか に、主義主張をくり返した。テレビでも街頭でも頻繁に登場し、総理に1番近い位置にいるかに見 えた。ある意味「主役」であり続けた。だが「十数年に1回のチャンス」をモノにしなかった。ど うやら、政権を担おうとする意欲の温度差が、帰趨を決めたようだ▼玉木氏の言動を見ていると、 「いつやるか?今でしょ!」のCMを思い出す。あるいは「桐一葉落ちて天下の秋を知る」を考え てしまう。桐の葉が落ちるという小さな現象が、大きな変化を予感させたのだが。それとも野党に は、最初からその気が無かったのだろうか。なんだか梯子を外されたようだ。紆余曲折、高市総理 が実現した。新総理の下で日本はどこへ行くのだろうか▼季節は桐の葉も落ちる秋だが、どうやら 落ちそうにない。当分、自民党政治が続きそうだ。(とけいそう)
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