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地域の話題
衆議院5区:公開討論会

  衆院解散に伴い10日に公示の第48回衆院選(22日投開票)で新潟5区には、前知事で自
民党公認の泉田裕彦氏(55)、前魚沼市長で野党連合から推薦を受ける無所属の大平悦子
氏(60)、幸福実現党公認の笠原麗香氏(25)の3新人が立候補した。公示に先立つ8日、長岡
グランドホテルで3氏の公開討論会(主催=長岡青年会議所)が行われ、日本の未来像や政
策などについて討論、市民の関心が高い問題などについて3氏が、それぞれ政策を発表した。
約100人の市民が会場を訪れ、選挙を前に候補予定者の討論に耳を傾けていた。

「オール野党」の体制

 長岡市の長岡、山古志、川口の3地域と小千谷、魚沼、南魚沼の3市、湯沢町からなる新潟
5区では、8月の長島忠美前衆院議員の急逝により補選が予定されていた。その後、補選が
解散総選挙になったことに加え、野党第一党の民進党が事実上解党して希望の党と合流、立
憲民主党の立党、前職らの無所属での大量立候補など、前代未聞の事態が次々と起き、有
権者の戸惑いは高い。
 ただ、新潟5区では自民党が候補者選定で混乱。公認候補として名前があがった泉田氏に
ついて、昨年の知事選では自民党が推薦を見送った経緯や、出身が加茂市で4区が地元とな
ることなどから異論が噴出した。自民党5区支部では反対を押し切り候補者としての推薦を決
めたが、県連は異論が多いとして公認申請を見送るなど混乱。最終的に党本部が一任を受け
て公認を決めている。
 一方、大平氏は民進、社民の両党県連と連合新潟の推薦を受けて出馬を表明。昨年の参
院選、知事選と同様の野党共闘を模索し、当初から無所属での出馬を表明していた。このた
め、共産、自由の両党も推薦に加わり、全国でもいち早く「オール野党」の体制が整った。

公開討論会で政策を訴え

 同討論会は、有権者に選挙への関心を高めてもらおうと、国政選挙ごとに長岡青年会議所
が日本青年会議所と協力して行っているもの
 泉田氏は「国土の均衡ある発展のために、都市と地方の格差を是正し、若者が夢と希望を
叶えられる社会としたい」、大平氏は「代替エネルギーを模索しながら原発ゼロを進めていく。
地方を1つとして考えるのではなく、それぞれにあった政策で活性化をさせていく」、笠原氏は
「自分の国は自分たちで守る、消費税を5%に下げる。この2つの公約を実現しながら、若者
が活躍できる体制を整えたい」と、それぞれ国政への思いを語った。
 争点の1つとなっている原発の再稼働については、泉田氏は「現在の原子力政策には、屋内
退避から避難へと移行した場合どうするのかなど欠陥が多くある。知事時代に経験したことを
還元するためにも、外野からではなく中から提言していきたい」と、大平氏は「福島原発の事故
で、魚沼にも多くの人が避難してきた。その姿が原発ゼロへの原点。使用済み核燃料をどうす
るのかなど、原発の抱える問題は大きい」、笠原氏は「エネルギー問題は感情論で議論すべき
ではないと思っている。エネルギーの安定供給のためにも、安全の確認された原発は再稼働
されるべき」と、それぞれの立場を示した。

新潟2・4区

 また、市内では越路、三島、小国、和島、与板、寺泊の6地域は2区、栃尾と中之島の両地
域は4区となっている。
 柏崎市や燕市、佐渡市からなる2区では、自民党前職の細田健一氏(53)、無所属前職の鷲
尾英一郎(40)、共産党新人の五十嵐健彦氏(37)の3人が立候補した。三条市や見附市、新
潟市秋葉区などの4区からは、自民党前職の金子恵美氏(39)、無所属前職の菊田真紀子氏
(47)が立候補している。
 鷲尾氏と菊田氏は、ともに民進前職で希望の党への公認要請をせずに、無所属での出馬を
選択した。4区では野党共闘が実現したが、2区では県内6小選挙区で唯一、野党共闘が実
現せず、従来型の選挙戦となった。


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衆議院5区:大平氏4野党の共闘が実現
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