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森市長が辞職願を提出
6日に議会で同意の見通し

 10月16日投開票の県知事選への立候補を表明している森民夫市長は8月29日、アオーレ長
岡で市議会の関正史議長に辞職願を提出した。9月定例会初日の6日に市議会の同意を得
て辞職となる見通しで、通例により議会で森市長が最後の演説をする予定。森市長は辞職願
提出後に「これまで17年間、一緒に長岡を支えてくれた市民に感謝の気持ちでいっぱい。この
思いを前へと進めるためのバネとして、県政再生のために前進していきたい」と語った。

県知事選への出馬により辞職

 森市長は、長岡市出身で、大学卒業後に旧建設省官僚を経て、1999年の長岡市長選に無
所属で初当選、2009年からは全国市長会長を務めている。昨年11月に5選を果たし、3年以
上の任期を残しての辞職となる。知事選には、4選を目指す泉田裕彦知事のこれまでの県政
運営を批判し「再生・正常化」を掲げ、8月に出馬表明をしている。
 9月定例会に最後となる補正予算案などを提出しているが、森市長は「議会が終わるまで続
けるというのも1つの考えだが、けじめをつけるという意味で辞職願を出した」と、この時期の辞
職について説明する。
 辞職願を受け取った関議長は、市選挙管理委員会に森市長から辞職の申し出があったこと
を通知。これを受け市選管は、公選法に従い議長から通知を受けた日から50日以内に選挙を
実施する。県選管との相談をし、市長選は10月16日の知事選と同日で行われる見通しになっ
ている。
 関議長は「市長として17年間、本当にがんばってもらった。山古志の人間としては、震災復興
で本当に親身になってもらったことを感謝している。市長を辞職することには、さみしい部分と、
これからがんばってもらいたいとの2つの思いがある。次のステップへと進むことを、できる限
り応援していきたい」と述べた。

17年間にわたり市長として長岡をけん引

 市長としての17年間を振り返って森市長は「どれかというよりも、1つひとつの全てが宝物。
中越地震などの災害からの復興、3度に渡る市町村合併、アオーレ長岡を始めとした中心市
街地の再開発、教育や福祉での政策、どれも思い出がある」とし、「全てに全力投球で、現場
に行き、市民と接して進めてきた。それが今の自分を作っているんだな、と改めて感じている」
と話した。
 任期を3年以上残しての辞職については「任期を残しながら知事選に出るというのは大変な
決断だった。さまざまな政策をさらに進め、発展させるには、県政の刷新が必要。新潟県の再
生なくして地域の発展はないとの思いを市民の皆さんに伝え、理解してもらえるように努力す
る」と説明した。
 森市長の辞職に伴う市長選には、僧侶で元市議の藤井盛光氏、市議の小熊正志氏、副市
長の磯田達伸氏が出馬表明をしており、三つ巴の激戦となる。さらに小熊氏の市議辞職によ
り市議補選も同時に行われる。このため、長岡では知事選、市長選、市議補選のトリプル選挙
となる見通しで、市民の注目も高まっている。




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