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先行き見えぬ物価高騰
市民生活や事業者に影響

 長引くコロナ禍に加え、食料品や燃料などの物価高騰が止まらない。市民や市内事業者か
ら悲痛の声が上がっている。年内には更なる値上げが迫り、日々の生活に影響を与える。
 そこで市民や事業者に受け止め方を聞いた。

総菜は1商品あたり30〜50円ほど値上がり

 スーパーマルイ学校町店(学校町1)に買い物に訪れた50代女性は「なるべく安い食材を買っ
てやりくりできるよう工夫している」と話していた。店内を見渡しても、価格を吟味しながら、商品
を購入する商品を選ぶ買い物客の姿が目立つ。
同店青果担当の田村さんは「食品が全体的に値上げの傾向にある。野菜は定価を据え置い
ているが、輸入が多い果物や鮮魚などでは、産地値上げが進んでいる」とした。取材日の6月
30日は、タマネギ1袋398円(税抜)、ジャガイモ1袋298円(税抜き)だったが、これは平年の
価格よりもかなり高い。田村さんはもっと高い時期もあり、直近では「タマネギ、ジャガイモとも
に(取材日の価格よりも)100〜200円高い時もあった」と話す。「原価が上がっていると、販
売価格を上げざるを得ない」と肩を落とした。
同店総菜担当の小川さんは「油の価格が上がっているので揚げ物を中心に値上がりしてい
る」と話す。「総菜は1商品あたり30〜50円ほど値上がり」という。

原油高、電気料金などもアップし厳しい

 市内企業も原油や電気料金の高騰の影響を受けている。三越タクシー�梶i長岡市柏町1)の
平澤篤取締役統括部長(53)は「(新型コロナ感染者減少に伴う行動制限の緩和で)タクシー利
用者が増え、売り上げが徐々に回復してきたが、原油高などに直面し依然厳しい状況。燃料
価格高騰支援策として、タクシー業者を対象とした国の補助金もあるが、申請をして支援を受
けるまでに1か月はかかる」とため息をつく。
平澤さんによれば、「タクシーの運賃は、国土交通省による認可制度によって地区ごとに定め
られている」。各事業者が自由に変更することはできない。そのため、「経営安定化を図るため
に運賃値上げを切り出すことは難しい」という。新潟県にはA地区とB地区があり、長岡市はB
地区に該当する。
平澤さんは「仮に運賃を上げられたとしてもお客様が乗ってくれない。運賃を変えると、タクシ
ーメーターを新調しなければならなくなる。費用が逆にかかってしまう」と話す。タクシーメーター
は、走行距離や時間に応じて運賃を自動で計算し表示するもので、メーター1台約2万円かか
るという。同社ではタクシー車両47台を所有。これらを全て取り替えると、大きな負担となる。
また、平澤さんは「オイルや車用の部品の値段も上がっていて、新車が買えない。また、電気
料金も月に5、6万円上がっている。今後も物価高騰が続くのでは」と不安を露わにした。
(注)運賃は「道路運送法」と「特定地域及び準特定地域における一般乗用旅客自動車運送事
業の適正化に関する特別措置法」により規制を受ける。特定地域(新潟市とその周辺地域・A
地区)とそれ以外(長岡市などは準特定地域・B地区)ごとに、申請が必要。



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