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No.962:第31回リオデジャネイロオリンピック
((8月20日掲載)

第31回、リオデジャネイロオリンピックは明日、閉幕する。大会の開幕直前まで、施設の整備
が間に合わないなど、開催を危ぶむ声も聞こえきた。しかし、始まってみれば陽気な楽しい大
会であった▼ブラジル(正式名称=ブラジル連邦共和国)の国土面積は、日本の約22・5倍。
大国である。長らくポルトガルの植民地であった。独立は1822年。日本人移民を積極的に受
け入れた親日的な国であり、今も日系人は多い。そのなかで日本選手は良く頑張った。日本
勢はメダル60個。その好成績が嬉しい▼開催都市のリオデジャネイロは人口600万人を超え
る。ブラジル第2の大都会である。市周辺の文化的景観は2012年に世界遺産に登録され
た。国立公園が隣接し、港湾風景が都市そのものの美観を形成する。美しい街である▼特に
目立つのは、「コルコバードのキリスト像」であろうか。「コルコバード」とは、「丘」のこと。リオデ
ジャネイロにはたくさんの「丘」があり、これもそのなかの一つである。だが標高は710b。か
なりの標高であって、しかも急峻である。その頂上に建つキリスト像は、高さが30bという。雄
大さはこのうえない▼独立100周年記念の像と聞く。両手を大きく広げる十字架を模した立ち
姿には、開放的で、何者をも受け入れるハートが感じられる。独立を果たしたブラジルにとっ
て、キリスト像には万感の思いがこもっているのだろう▼オリンピックは平和の祭典と言う。4
年後のトウキョウオリンピックも、かくありたいものである。(とけいそう)

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