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No.961:「全国戦没者追悼式」
(8月18日掲載)

今年も8月がやってきて、様々なことを思い出させる。15日(終戦記念日)は忘れ得ぬ日であ
る。この日は日本武道館で「全国戦没者追悼式」が手厚く行われた。天皇・皇后両陛下も御臨
席され、国民とともに死者を悼んだ。先の大戦の戦没者は310万人という。多くの命が失われ
た▼当時の日本軍は海外で戦った。南の島々や大陸のあちこちで失われた命はあまりにも多
い。旧ソ連地域、モンゴルなど、抑留中の死亡者もいる。その多くは今も風雨の下にある▼遺
骨収集は、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が3月に成立。5月には「戦没者の遺骨
収集の推進に関する基本的な計画」が閣議決定した。多くの遺骨を収集し故国に還すことが、
ようやく国家事業として進んでいる▼8月には6日(ヒロシマ)、9日(ナガサキ)がある。長岡市
では1日(長岡空襲)がある。生きていたかったであろうに、願いも空しく多くの市民が命を奪わ
れた。だがそうした悲劇の陰で、新たな日々が始まっている。それも戦後71年の実像である▼
今年はオリンピックが眩しい。日本勢が活躍している。若い選手が元気である。一時期沈滞ム
ードだった柔道は、史上最多のメダル12個を獲得した。体操も晴れがましい。金メダルを含め
たメダル総数はどこまで伸びるのか。次回はトウキョウと思えば、リオの熱戦に一層、興味が
わく▼甲子園では2年連続して中越高校が出場した。惜敗に涙をのんだが、トウキョウでは野
球が競技種目になる。戦後71年の8月。明るい話題が増えてきた。(とけいそう)

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