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「保育園落ちた日本死ね!」のブログはネットの威力を示す。書き込みと同時に、瞬く間に広
がり、保活中のママたちの大きな共感を呼んだ。「私活躍出来ねーじゃねーか」ともいう。斬新 な表現が本質をつく。しかも特定の人を傷つけない。訴える力が強い▼ついに国会で論議さ れ、国会前にママたちがプラカードを掲げた。だが、政府の対応はどこかおかしい。匿名性を 理由に議論することに否定的な見解を安倍総理は国会で示した。某議員は野次を飛ばした。 あまつさえテレビでは、男が書いたのでないか等と話して、キャスターにたしなめられた。少子 化を脱却するための種々の試みは、女も男も関係ない。国民が等しく考えるべき課題である。 だから某キャスターの怒りは当然だろう▼少子化対策に保育施設の充実は欠かせない、政府 が、子育てのために「エンゼルプラン」を打ち出したのは1994年12月だった。それから20年 以上も経過するが、事態の改善は進んでいない。核家族化がさらに進んでしまった今、問題は 一層深刻化している。政府が「一億総活躍」と音頭をとっても、こうした実態を放置しては、送 活躍など無理になる▼一昔前なら、一個人の切ない声は、たんなるつぶやきとしてどこへも届 かなかった。だが世の中は変化した。スマホも登場し、人々の共感形成は以前より早く強固に なっている。それを無視するような政治であってはならない。「女性の活躍推進「希望出生率1・ 8」の政策が選挙向けの建前にならないように、政治は応えねばならない。(とけいそう)
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