長岡新聞:トップ
社主のプロフイール 
購読の申込みメールでOK。 1か月1851円です。
新刊案内『長岡築城物語』、『いい湯めぐり温泉紀行』:詳しくはこちら
川柳、俳句、短歌に投稿しませんか:詳しくはこちら

悠久録(過去の悠久録はこちら)
No.909:節分

明日は節分である。節分は立春・立夏・立秋・立冬の前日を指し、年4回ある。だが大寒最後
の日である明日が一番話題にのぼる。節分には「福は内、鬼は外」と発声しながら福豆をま
き、厄除けや無病息災を願って年齢の数だけ拾う。あるいは1個余計に拾う▼節分会は厄を
落とし、心身を清め、良き1年となるように祈る。江戸時代以降全国に普及した。幼稚園などで
も園児が豆まきを楽しんでいる。童謡『豆まき』は昭和初期の曲と聞くが、今も親しまれている
▼長岡市内の神社仏閣でも盛んな節分会を行っている。宝徳山稲荷大社(飯塚)では年男、
年女を公募。「昨年、あまり良い年でなかった方、年回りの悪い方」に「1年間の厄災難を祓い
清めましょう」と呼びかける。平潟神社(表町1)の豆まきは、豆のほかにお菓子やラッキー券
(破魔矢や米などと引き換え)もまき、人気である▼千蔵院(柏町1)では、節分の行事を「星ま
つり」として盛大に執り行う。壬生寺(京都)、中山寺(兵庫)と並んで日本の3大星まつりに数え
られる伝統行事である。星まつりは、人間の運命と天体の動きは密接な関係があるとする教
義から発展した。これが太陰暦の季節感と重なり、優雅な祭りを生み出している▼同院では昨
年初めて鬼が登場。大きな顔の鬼が境内をのし歩いて子どもたちの人気を集めた。今年はど
のような鬼が登場するのか、明日が楽しみである▼節分が過ぎると翌日は立春である。暦の
上では春が始まる。まだ雪は続くのであろうが、季節は確実に春に向かっている。(とけいそ
う)

 記者を募集しています(0258−32−1933:星野へ) 
購読の申込みも同番号へ
トップへ
戻る