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(1月23日分)
漫画の主人公「ムーミン」はファンタジーの世界に生きる架空の生き物。あどけない顔で雪の
世界に遊ぶ。1957年の『ムーミン谷の冬』は発売と同時にフィンランドとスウェーデンで爆発 的な人気になった。今では同シリーズは世界のベストセラーである▼生みの親トーベ・マリカ・ ヤンソンは1914年、ヘルシンキ(フィンランドの首都)で生まれた。父は彫刻家、母はグラフィ ックアーティストという芸術一家の長女である。「ムーミン谷に住んでみたい。そう思った瞬間、 あなたはもうムーミン谷の住人です」との言葉を遺し、感受性豊かな夢の世界を今もなお子ど もたちに与えている▼越後の冬も「ムーミン」の世界である。真っ白の雪は清浄で誠に美しい のであるが、時には猛々しい。先日は列車が立ち往生。乗客が車内に閉じ込められた。歩く方 法もあったのだが、足元がわからない。雪の下に何があるのか。危険性が高いのが雪原であ る。じっと車内で耐えたのは正解だった▼雪国はこのようなアクシデントがつねにある。せいぜ い10a程度の降雪であれば、雪見酒としゃれ込むこともできるが、1bに近くなれば大変だ。 冬は因果な季節である。そうしたなかでセンター試験があり、主催者も受験生も足の確保に苦 労したようだ▼その問題に「ムーミン」が出た。わずかな文言から推理させるのが主眼だった ようだが、受験生は困ったのでないか。それとも笑顔と共に回答したのだろうか▼雪国には冬 の魅力がある。「雪しかまつり」も近い。今冬も楽しみたいものだ。(とけいそう)
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