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(8月24日分)
自民党衆院議員の長島忠美氏が18日、死去した。66歳。まだまだ若い。地域社会にとっても、
痛手である。心からご冥福を祈ります▼長島氏は旧山古志村の村長だった。細やかで柔らか な人柄から、村民たちの信頼を得ていた。何事もなければ、国会議員にはならなかったかもし れない。だが2005年に衆院比例代表北陸信越ブロックから初当選。12年以降は新潟5区に 鞍替えして、当選を4回重ねた▼転身のきっかけは04年10月23日の中越地震である。マグニ チュード6・8、震源の深さ13`bの直下型地震で、1995年の阪神・淡路大震災以来の大地 震だった。村はいたるところで道路が決壊、山肌は崩れ落ち、各集落が孤立した▼この時長 島氏は、全村避難を決断する。果敢な決断であった。山古志村は闘牛で知られていた。その 牛たちもヘリコプターで救出した。重要な産業である錦鯉の種魚もなんとか救出した。空中を 飛ぶ牛たちを全国が見た。牛たちを連れて銀座を闊歩した。悲惨な地震のニュースは、おか げでより多くの関心を集め復興への原動力になった▼自ら仮設住宅に住む。復旧が成って住 民が全員戻るのを見届けてから、最後に村へ戻った。トラックも運転、いつも先頭にたった。そ の経験が復興副大臣などの歴任に繋がる。昔ならば放棄されたかもしれない大災害を乗り越 えた背景には、長島氏の決断が大きい▼欠員のための補欠選挙が10月22日に行われる(予 定)。原発問題が顕在化している昨今である。地元の政界地図も微妙になってきた。(とけいそ う)
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